なぎさ

アクセスカウンタ

zoom RSS 哲学の道 後半  京都ぼちぼち歩き

<<   作成日時 : 2008/07/01 23:08   >>

トラックバック 0 / コメント 0

その学徒は 疎水沿いの小道を歩きながら考えた
「禅の思想とは 無(悟り)の境地だ 無と言っても 何もないということじゃない・・・ 仏(主体)と自我(客体)の一体化により すべてを悟る・・・・この境地はあらゆるものを絶対的に超越したものだ それが 無の概念だな・・・これは言葉や行動で表されるものじゃない つまり 現実の世界は 「絶対矛盾的自己同一」だからだ(主体としての存在は 他者(客体)を認める相互関係で成り立っている)  だから すべての(自他)の相互関係が 実はひとつで 自分もその一部だ(現実は別として つまり 主体(自)と客体(他)の融合) それが 唯一の存在(実存)だと 感じたときに 悟りが生まれるのだ・・・・」

  
私は 哲学については 門外漢なので 今でも 京都学派という言葉が生きているのかどうか知らないが 明治維新以来日本に入ってきた 西欧哲学は ここ京都学派を中心に ときに禅の思想と結びつき 戦前の学徒たちを 虜にした これまで 幾人の学徒が 先人たちに習い 私にはわけのわからない 難しい思索をしながら この小道を歩いたのだろう


画像

暑くもなく 寒くもなく 梅雨の切れ間といえども じめじめせず 実にいい気候です ここにも 絵を描いておられるご婦人がいます さりげなく覗くと うまい 実にうまく描いておられます



画像

日本の道100選に制定されたからといって・・・観光スポットだからといっても 哲学の道に面して暮らしておられる方にとっては 生活道路です  マナーと秩序を守って歩きましょう




画像

しばらく行くと谷の御所 円城山霊鑑寺につづく道との四辻に出ます  霊鑑寺のその先は鹿ケ谷です 
法勝寺執行俊寛(?〜1179)は治承元(1177)年6月 自らの山荘(一説によると静賢の山荘とも)で 藤原成親・西光たちと平氏打倒の密議を行ったが 発覚 その首謀者として俊寛は薩摩国鬼界島(現鹿児島県硫黄島)に流された この道をずーと行き 山道に入り 京都一周トレイルにつながる手前に「俊寛僧都鹿谷山荘跡碑」が建っていますが 歴史資料的 考古学的にそこに俊寛の山荘があったというわけではありません




画像

さらに行くと 今度は安楽寺 法然院方面の四辻に出ます 少し 寄り道して法然院へ




画像


画像


画像

法然院は 京都の寺院の中でも とりわけ好きなところです  私がまだ 中学生のとき 体の丈夫じゃない 同級生の女の子(ほとんど 登校出来なかったけれど 本当にきれいな純粋な娘でした)を無理やり連れ出して 来たのがここです 彼女にとって生まれて最初で最後の京都でした 19歳で彼女は亡くなりましたが 亡くなる前に「もう一度 京都に行きたい」といっていたらしい 彼女を無理に連れ出したことを 当時 私は悪く思っていた・・ それを 伝え聞いた私は ここにひとり来て 彼女を思い号泣しました もう一度 京都に連れて来たかった・・30年以上も前の私が二十歳になる前の話です

法然院(善気山法然院萬無教寺)は 鎌倉時代の始め頃 法然(1133〜1212)が弟子の安楽坊 住蓮坊と共に六時礼賛を唱え 念佛三昧の行を結んだ草庵の旧跡が始まりです  しかし 法然の教えをこころよく思わない 南都・興福寺(奈良)と北嶺・比叡山延暦寺の横槍が入り(建永の法難) 草庵は荒廃してしまいます それから 時がたち やっと江戸時代になって 忍澂が1680年 法然ゆかりのこの地に 念仏道場を 再興し 善気山法然院萬無教寺と称したのが今の法然院です


画像

法然院から 戻って 再び 哲学の道を歩きます  紫陽花の花が咲いています


画像

疎水には 大きな鯉が泳いでいます 外国の観光客の小さな子供たちが めずらしそうに眺めていました



画像

そろそろ 哲学の道も終点(起点)に近づいています 出店があり観光客が溢れています


画像

                       終点の銀閣寺橋 



画像

                          銀閣寺参道 人がいっぱい!

                                       つづく 吉田山から吉田神社へ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
哲学の道 後半  京都ぼちぼち歩き なぎさ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる