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zoom RSS 「曽根崎心中」初版の完本発見

<<   作成日時 : 2008/07/10 19:58   >>

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浄瑠璃史研究の神津武男・早稲田大学高等研究所 客員准教授(専任)が 富山県黒部市の黒部市立図書館で 近松門左衛門(1653〜1725)の人形浄瑠璃「曽根崎心中」の初版の完本があるのを発見した 地元 黒部市の旧家が寄贈した古文書史料の中にあったという      (10日付)


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            発見された 「曽根崎心中」の初版本 1703年刊    読売新聞

初版本は これまで大阪府立中之島図書館蔵の1冊だけが確認されていますが これは2ページ分が欠け 奥付もないもので完本ではなかった 全集の底本では 中之島初版本とその後に出版した改訂版を底本にしているという
初版と改訂版では内容に変更がなかったことがわかった
発見者の神津准教授は「初刷りの初版本は必ず 作家本人が目を通しており 一番、意向が反映されているため 大変貴重」と話している

やはり まだまだ 日本の旧家には未発見の貴重な資料やお宝があるのでしょうか・・・

近松門左衛門は越前の生まれとなっているが 疑問も多い 越前藩士だった父親が浪人し 父とともに京都に住んだ20代の頃 人形浄瑠璃の世界に出会い 武士の身分(本名 杉森 信盛)を捨て浄瑠璃作者の道に入り 宇治座や竹本座で近松の作品が上演された
やがて 大坂に移り住んだ近松は神話や軍記物が主流だった当時の人形浄瑠璃の世界で 庶民の生き様を描いた「世話物」と呼ばれる作品を次々と生み出し新境地を開いていく

そんな時 世間を騒然とさせることが起きた 大坂の醤油商平野屋手代・徳兵衛と堂島新地天満屋の女郎はつが大坂・曽根崎の露天神社で心中するという事件である
近松は世間の衆目を集めた心中事件を題材に 義理と人情の葛藤に苦しみながらも2人の愛を守ることで人間らしい生き方を全うしようとした若い男女を主人公にした作品を描いた そして 1703年5月7日 「曽根崎心中」の初演が道頓堀の竹本座で行われた

「曽根崎心中」は受けに受けて 「心中もの」の大ブームをもたらすが それにともない世間では心中そのもが若い男女に共感をよび 心中する者が後を絶たなかった 1723年 幕府は 今後一切の「心中もの」の上演禁止と心中した者の屍体のうち捨て(葬儀一切まかりならぬ)を通告する


「曽根崎心中」はその後 長い間 公けには上演されなかった 人形浄瑠璃としての復活は 1955年1月の大阪四つ橋の文楽座での上演である  江戸時代の禁止令から 実に 232年後のことであった





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