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zoom RSS ローマ帝国の始まりは 中世? カピトリーノの雌狼

<<   作成日時 : 2008/07/13 13:33   >>

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イタリア ローマ市のカピトリーノ美術館にある 「カピトリーノの雌狼」のブロンズ像が 「紀元前500年前のエルトリア時代のものではなく 15世紀ごろの作品だった」と イタリア文化省の元文化財管理責任者(いわゆる学芸員)がマスコミに暴露した  (10日付)


像を所有するカピトリーノ美術館は 学芸員に指摘されて 鑑定を行い 約1年前に確認していたが 「傑作」の価値低下を懸念して 発表していなかったという・・・・・



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                 カピトリーノの雌狼     Musei Capitolini

像は雌の狼の像と乳を飲む双子(ロムルスとレムス)の像に分かれる 双子の像はふたりのうちのひとりがローマ建国の王(ロムルス)という伝説と結びついて 15世紀に新に造られた作品とされ オオカミ像は紀元前5世紀作とされていたわけだが・・・全部まとめて15世紀の作品だったのですね・・・


ローマの建国(王政)は トロイ(イリオス)戦争(紀元前1250年頃?)まで 遡ります 
アカイア軍(ギリシア)のオデュッセウスによる 有名なトロイの木馬の計で トロイ(イリオス)が陥落した際に脱出したトロイの王族アエネアスの息子アスカニウスがアルバ・ロンガの町を建造する そして その子孫が あの双子の兄弟(ロムルス前771〜717とレムス前771〜753)です

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                                 Troy  WarnerBros 2004

米映画「トロイ」のラスト近くで 燃え盛るイリオスの城から アエネアスが脱出する場面で オーランド・ブルーム扮するトロイの王子パリスが「この剣がトロイの王族の手にある限り トロイは滅びない」と言って「トロイの王剣」をアエネアスたちに託していますね・・


そして ここからが ローマ建国神話の核心部分です ややこしいですが・・・
時がたち アスカニウス一族の子孫で前王プロカの息子ヌミトルの娘レア・シルヴィアという巫女がローマ神マルスと交わり双子の子供を身ごもります 処女の巫女が身ごもったということで アルバ・ロンガの現王アムリウス (ヌミトルの弟でアルバ・ロンガ王プロカの後継者である兄ヌミトルから王位を奪い 息子のラウススも殺し 娘のレア・シルヴィアも巫女にされた)が怒り 生まれた双子を ティベリス川に流した

流れてきた子供を助けて乳をあげたのが雌狼ということで ローマ建国の伝説のひとつになったエピソードを 像にしたのが 「カピトリーノの雌狼」です


でその後 双子はどうなったかというと パラテオンの丘の羊飼いの牧夫ファウストゥルスにロムルスとレムスと名づけられて育てられ やがて 成長したふたりは 出生のいきさつを知ります そして祖父のヌミトルと力を合わせて アムリウスを倒します ヌミトルはアルバ・ロンガの王にもどりますが ロムルスは 別の場所に 町を造ります それがロムルス(ローマ)です ヌミトルの死後 ロムルスはアルバ・ロンガの王位も兼ね 名実ともに古代ローマの初代王(紀元前753年)になります   で・・・レムスはどうなったかというと ロムルスと王位争いに負けて 殺されてしまいます 因果はくりかえす・・・ですね・・


                       

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