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zoom RSS ゴッホ 「ドービニーの庭」に黒猫が侵入していた ひろしま美術館

<<   作成日時 : 2008/10/05 01:10   >>

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吉備国際大の調査で財団法人ひろしま美術館展示のゴッホ(1853〜1890)の油彩画「ドービニーの庭」の加筆された部分の下に スイスのバーゼル市立美術館にある絵と同じように黒猫が描かれていたことがエックス線分析顕微鏡でわかったふたつの絵は構図 大きさともほぼ同じ   (4日付)


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     Vincent van Gogh   Daubigny's Garden 53.2cm×103.5cm  広島銀行蔵 ひろしま美術館展示

上の作品が 黒猫が消された?ひろしま美術館展示の「ドービニーの庭」です 以前から 黒猫の存在は指摘されていたのですが(1900年の競売カタログの絵の写真には黒猫が描かれている)これではっきりしたということですか・・
この作品はゴッホが自殺する2週間前に描かれた最後の作品?だそうで バーゼルにある絵をゴッホ自身がアトリエで模写したものだという これで両方とも黒猫が描かれていたわけで これまでの 黒猫はゴッホ自身で 「厄介な存在は消える」という自殺予告のためにゴッホが一枚には描き もう一枚には描かなかったという謎解きのような説は消えましたね




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           Vincent van Gogh   Daubigny's Garden  Basler Kunstmuseum  

上の絵はバーゼル市立美術館にある実際のドービニー(夫人)氏の庭を観ながら描いたものです 広島にあるものとタッチが似ているのでゴッホが描いた?ものとわかるのですが 改めて家にある美術全集で両方を比べてみると まったく違うもののように感じるのは私だけか・・・・

特異な芸術家にありような 精神疾患の類をゴッホも持っていたといわれるが それは我々凡人が事なかれ主義に暮らす日常から観たことで ゴッホにとっては精神疾患こそが自己表現の発露だったような気がします 正常と異常の境界上を歩いているわけですね  そういう人が描いた絵と認識してからじーっと観ているとゴッホの絵には底知れぬ恐怖を覚えます だから あまり私はゴッホの絵は好きではないですね 生理的に肌があわない・・・・


ひろしま美術館の「ドービニーの庭」の絵は ゴッホ死去のあと 弟のテオがドービニー夫人に渡している その後夫人死去の後 複数の画商の手に渡り 1929年ベルリン国立美術館に収蔵されますが ナチス ヒトラーの退廃芸術撲滅運動のために1937年 他の作品ともに公開禁止となり 焼却処分になるところをヘルマン・W・ゲーリング が没収して オランダのユダヤ人銀行家クラマルスキーに売りつけた しかしドイツ軍がオランダ侵攻 クラマルスキーは絵を持って危機一髪アメリカに逃れた 戦後 絵はクラマルスキーの息子によって再び競売にかけられ 1974年広島銀行が落札 現在はひろしま美術館で常設展示されています 黒猫が塗りつぶされて消されたのは 1901年頃で塗りつぶしたのはエミール・シェフネッケル(1851〜1934)という画家だそうです(大阪大学 圀府寺司君の説)
シェフネッケルは贋作も描いたといわれ あの58億円で当時の安田火災が落札した「ひまわり」の絵もそうじゃないかと言われましたね


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                    現在のLe jardin de Dubigny(ドービニーの庭)

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コメント(4件)

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おはようございます。
新幹線の中でパソしています。
ゴッホの絵に恐怖を感じたのですか。
そんなこと言われて、これからゴッホの絵を見るたびに何か不安になるじゃないですか。 しかし、ゴッホの絵、言われる通り見れば〜・・・なんか、絵として普通じゃないですね。 よくは伝えられないけど。
大神太郎
2008/10/06 10:19
不安がらせたとしたら申し訳ない あくまでも私自身の感受性の問題です
ゴッホは日本人には大変な人気ですね 私には理解出来ないが・・
岡本太郎じゃないが(彼もどちらかというと意味不明な芸術家ですが)芸術は精神世界の爆発なんです 私には芸術家の放つ狂気を受け止めるだけの精神力と眼力がないので ゴッホやモディリアーニなどの作品の中に不安や恐怖を感じます そうなればもうおしまいです そういう感じかたしか出来なくなる 試しにこれまでの固定観念を捨ててもう一度 特異な芸術家の作品を観てください・・なにか・・どこか・・「ふつう」じゃないことに気がつきませんか・・・気がつかない?・・あなたは幸せな方です
 
なぎさの民俗学者
2008/10/06 20:51
ゴッホのトービニーの庭は彼の作品の中で一番素晴らしいと思いました。恐怖より彼の穏やかな時の気持/ちが出ている気がしました。
CoCo
2013/05/01 00:43
CoCoさん 返事がたいへん遅れましたことをお詫びいたします コメントありがとうございます ゴッホも四六時中 狂気を宿していたわけではありませんから 画業にあまり狂気が出ないものもあります(笑) 私など「アルルの跳ね橋(クレラー・ミュラー美術館蔵の作品のやつ)」を中学生の頃よく模写しておりました
なぎさの民俗学者
2013/06/07 18:32

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