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zoom RSS 交野山 山登り記 その2 夜泣き石伝説と源氏の滝

<<   作成日時 : 2009/09/10 22:15   >>

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前回 機物神社のところでで寄り道をしてしまいました まだまだ 歴史的にも民俗学的にも興味深いことがあるのですが そんなことをしていたら 一向に前に進まないので ここら辺で切り上げて 先に進みます


で 機物神社の境内を抜けて 交野山への道を 自転車で走ります

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途中 第二京阪道路の建設現場の下をくぐります この道路が出来ると またまた このあたりも変わるのでしょうね 里山の風情が 完全になくなりました 電車はJR学園都市線




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やがて道は車止めをしています これ以上 車では先に行けませんが  私の自転車は行きます




 
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やがて 見るも無残にコンクリートで固められ 整備?された免除川が・・・昔の面影はこんなんじゃなかったのですが これも 防災の一環か? 免除川は 交野山の山懐にある白旗池から 流れ出て 機物神社の脇を通り 天野川に合流して 淀川に至っています





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途中 夜泣き石が 道の脇にあります 夜泣き石といえば 東海道の小夜の中山が全国的に有名ですが ここの夜泣き石も地元では有名?です



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                源氏の滝にまつわる 夜泣き石の伝説

交野の里に源氏姫という美しい姫と梅千代という可愛らしい少年が住んでいた 二人は姉弟でも何でもなかったがある日 偶然 二人は逢って知り合いとなり 梅千代が姫の家に遊びに来たおり たがいに身の上話をしたところ 二人とも幼いころに母と生き別れしており 孤独な淋しい身の上の二人は 急速に親密な仲となり 今では本当の姉弟の様に一緒に暮らしていた

そのころ大和と河内の国境に「おろち山」という山があり そこに山賊が住んでいた その賊は 時々 山を降りては里の家々を襲い掠奪 暴行のかぎりを尽くしていた  ある年の暮れ ついに交野の里にも山賊が現れ源氏姫の家を襲って 姫と梅千代とを縛りあげて 山の隠れ家へ引き揚げた

山賊の頭は 40歳ほどのたいそう美しい女で ちょうどその時手下どもと酒宴を開いていた 掠奪をしてきた手下どもを 早速その場へ呼び寄せて今日の働きの報告をさせた 手下どもは口々に自分たちの働きを自慢げに物語ったが 手下の一人が自分は美しい姫と少年をさらってきたと報告すると 今まで黙って聞いていた女の頭は 興味を惹かれたように 早速その二人を連れて来るよう命じた が すでに さらわれた恐怖からか 少年は息絶えていた 女の頭は じっとその少年の死顔を見ていたが 急に顔色を変えた そして 手下どもに出て行くように命じると 姫の縄を解き 少年の死体を抱き上げてはらはらと涙を流した

姫は この女の頭の様子を訝しく思ったが 可愛い梅千代を殺されたと思い逆上 「梅千代の敵 思い知れ」と叫 短刀で女の頭の胸を刺した 女の頭はされるままに 姫の手を取り 「源氏姫 梅千代 許しておくれ」と 苦痛に歪む頬に泪を流しながら叫んだ そして姫は仇の口から意外な話を聴いた

女の頭が苦痛を耐えつつ物語るのは まだ女頭の若い頃 ある家に嫁いで一人の姫をもうけたが ある事情で姫を残して別れ それから再び他家へ嫁いだ しかし ここでも一人の男児を産むとまた離別の憂き目を見た それから十八年の月日が経ったが やはり自分の二人の子供のことが気にかかり 山賊をしているとはいえ 一度は逢いたいものだと念じていた 今日偶然にも二人の子供と意外な対面をしたが それも束の間 母子相互いに殺し殺されるして悲しい最期を遂げるのだという女は正しく二人の実母であった

弟を殺した山賊の頭は私と弟の産みの母であろうとは しかもその母を自分の手にかけてしまったとは何とした悲しいことか 姫は母と弟の死骸にすがり付いて泣きくずれた  そして 全てに絶望した姫は そこを飛び出すと付近の滝壺に身を投げて母や弟の後を追ったという

源氏姫が滝壺に身を投げて死んでから この石が泣くというので 夜泣き石と伝えられた
                                                 「河内の伝説」より抜粋


源氏姫って何者や なんで 若い姉弟の二人だけで生活できるんや 母親がどうして山賊の頭になれたんや・・・と突っ込みどころがいっぱいありますが まあ 伝説ですから・・・但し よいこの皆さんは 源氏姫が 金持ち長者のお妾さんで この頃 長者が来てくれないので 若い男(梅千代)を引っ張りこんでよろしくやってたり  母親も母親で 身持ちが悪くて2回も離縁されたので やけになり 離縁させられた家を襲うつもりで山賊の頭領の女になったのだが その頭領が死んで 自分がそのまま頭になった・・という大人の解釈はしないでね





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源氏の滝の不動尊へ行く石段 自転車置き場がありますので ここに私も置かせてもらいます ここから 不動尊まで出て 交野山の登山道まで行けますが その前に 源氏の滝へ




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免除川の渓流をさらに少しさかのぼります 途中 巨石あります・・岩の上に仏さんが




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                             源氏の滝

源氏姫が身投げしたという 落差18mの滝 この上から身投げすると 確実に死ねるかどうか 微妙な高さですね 生駒山系の滝ということで ここもしっかりと修験道の行場になっています  奈良時代に創建されたという 開元寺というのが 交野山の麓 この滝の近くにありました そこで 元寺(げんじ)の滝というのがそもそもの滝の名前だったが いつのまにか 源平の源氏と混同?して 源氏姫(これも元寺の姫?)の「源氏の滝」になったのでしょう
開元寺は 鎌倉時代に交野山の山頂付近に 移りましたが 戦国時代に 叡山延暦寺の僧兵をかくまったということで 織田(筒井)方の兵により 焼き討ちされてしまいました 今は何も残っていません

                                  つづく  交野山 山登り記 その3へ

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夜泣き石、怖いですね!伝説が「安寿と厨子王」と「もののけ姫」一緒になったようなお話でしたね。なんか丸っこい大きな石に赤い前垂れの様な物は、異様な光景です。歌川広重の「小夜の中山」では、道の真ん中に石があって旅人は、よけて通っています。随分昔から巨石に対する信仰が、あったのですね。
sasapanda
2009/09/14 20:46
夜泣き石や源氏姫のような民話や伝説は 似たようなのが各地にあります 手塚治虫や宮崎駿は そういった色々な歴史上の民話や伝説を 作品の着想やエピソードに取り入れたりしているようです  小夜の中山の夜泣き石もそうですが 女性の怨念?が石にこもるのですね 女性に怨まれると怖いです
なぎさの民俗学者
2009/09/16 14:57

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