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zoom RSS THE ハプスブルク展 京都国立博物館

<<   作成日時 : 2010/02/16 11:54   >>

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京都国立博物館で開催中の「THE ハプスブルク」展を観に行きました

画像THE ハプスブルク展 京都国立博物館画像
















2010年1月6日〜3月14日
休館日:毎週月曜日ただし1月11日(月・祝) 翌12日(火)は開館



今回は オーストリアのウィーン美術史美術館 Kunsthistorisches Museum とハンガリーのブダペスト国立西洋美術館 Szépművészeti Múzeum から ここが 重要ですが・・・ハプスブルク家に関わりのある品だけが ある程度だけ・・・出品されています だから  ブリューゲルの「バベルの塔」は来てないです あれ 実物を観たい・・・

で・・今回も結構な人出でした ただ・・どうでもいいんだけれども 「ハプスブルク」が なんなのかよくわかっていない人たちがおられました  別に 知らなくても 素晴らしい作品は鑑賞できますが・・・・ 

注・・・ハプスブルク(家)はスイスの田舎領主(日本で言えば地方豪族)で ある時から「おらの家系はユリウス(ローマの名門家)のカエサル(言わずと知れたあのカエサルです)の末裔じゃ」と言い出したんですね 当時は ローマ(帝国)はかれらの理想であり 憧れでもあったわけです カエサルはガリア遠征の折 そこらじゅうのガリヤの豪族にユリウスを名乗ってもいいよを連発しましたからね・・・そこで そんなたわごと?に まんまと群がってきた連中と 政略結婚を繰り返して あれよあれよと言う間に 神聖ローマ帝国の皇帝を世襲するほどの名門になってしまった家です



で・・見どころは 

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     ルーカス・クラナッハ(父) 洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ 1535年?  ブダペスト国立西洋美術館
         
これは 父親(1472〜1553)のほうです これと 同じ構図で サロメではなく ユダヤのユディト(旧約外典に出てくる アッシリアから ベトリアの町を守るために アッシリアの将軍ホロフェルネスを奇計を用いて首を刎ねた女性)がありますが 今回の展示品にはなかった これは 2枚並べて 展示すると面白かったのですがね



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            ルーカス・クラナッハ(父)  ユディト  1530  ウィーン美術史美術館 今回は出品外



ところが このユディトの題材は画家の創作意欲を掻き立てるものがあったのか 今回の展示品の中にも2作品がありました

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   パオロ・ヴェロネーゼ(1528〜1588) ホロフェルネスの首を持つユディット 1580  ウィーン美術史美術館

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      ヨーハン・リス(1597〜1631)  ホロフェルネスの首を持つユディット 1595〜60 ウィーン美術史美術館
     

こうやって みると 3人の画家たちの 描き方の違いがわかりますね できれば クラナッハもユディトがあればよかったのだが 剣を手にしているので 生々しかったのですかね


あと・・・

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     ディエゴ・ベラスケス(1599〜1660) 白衣の王女マルガリータ・テレサ 1656年? ウィーン美術史美術館


この絵を観たときに あれ? どこかで 同じようなの観たことあるぞ・・と思ったのですが 


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           ディエゴ・ベラスケス  ラス・メニーナス 1656年  プラド美術館

プラド美術館展の時に観ていました  絵を描く前の準備中?



ちなみにベラスケスは 齢ごとにいくつかマルガリータ王女を描いています  マルガリータ王女はウィーンのハプスブルクのレオポルト1世と結婚しました これらの絵は その時のお見合い写真(絵)だそうです この時代は オスマントルコによる第2次ウィーン包囲(1683年)がありました  トルコ軍が撤退する際に置き忘れていった中にコーヒー豆が入った袋があり それをコルシツキーが貰い受け その豆でトルコ風コーヒーを出したのが ウィーンのカフェハウスのはじまりとされています  注・・・マルガリータ王女はスペインのハプスブルグ家 小さい時からの絵(しかも一流の画家が描いた)を 結婚相手に送るなんぞは さすがですな・・・・
 
 ここで ちょっと コーヒータイム・・・・・・・・私は インスタントですけど・・



で・・・この外にも 


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ペーテル・パウル・ルーベンス  悔悛のマグダラのマリアと姉マルタ 1620年? ウィーン美術史美術館

ルーベンスとか


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       レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン
                     読書する画家の息子ティトゥス・ファン・レイン1665年?  ウィーン美術史美術館


レンブラントとか あるのですが・・・しかし 本当は





こんな 金銀宝石いっぱいの 皇帝のお宝が観たかった・・・・・・ウィーン美術史美術館 HP 



特別出品として


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             豊原国周(1835〜1900) 駕籠かきと美人 1869年 ウィーン美術史美術館

明治天皇が 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈った美術工芸品も 140年ぶりに里帰りして展示してありました 初公開だそうです 当時 明治政府や 皇室は 諸外国の王室と仲良くなろうという 外交手段の一つとして こういう美術品の贈り物をしました まあ 手っ取り早く 仲良くなるには 婚姻関係を結ぶのがいいのですが そればかりはお互い無理な相談ですよね・・・  というわけで 今日はおしまい


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コメント(3件)

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見事に張巡らされた伏線、あざやかな落ち・・・脱帽しますよ。 明智くん。 実はハプスブルク家は女たちで成り立っていたんですね。 サロメとユディトとが出てきた所で、皇帝の首さえ挿げ替えらせるのは・・・女たちだった。 ということですね。モデルはやはりハプスブルクの女性だったのでしょうか。 マルガリータとレオポルトとは近親婚ですね。 ハプスブルクも、日本の皇室も長い間、伝統と遺産を守るために近親婚を繰り返してきました。しかし、ヨーロッパの王室に東洋人の血が、皇室に西洋人の血が入ることは当分ないでしょう・・・ね?
大神太郎こと怪人2.0面相
2010/02/16 13:43
こんばんわ!
京博で「ハプスブルク」展ですね!ウィーン美術史美術館は、良いコレクションをもってますね!
ルーカス・クラナッハの描く女性像けっこう好きです。ルーブルの「帽子をかぶったヴィーナス」とか、この絵を見たくて、ルーブルの中探し歩き、17世紀ドイツ絵画の部屋にたどり着いた時、あまりに小品だったのと、すぐ近くに、デューラーの20歳の自画像が有った事で、ただならぬ空気を、感じました。
この二点なら「ユディト」のほう、クール・ビューティーっていうか、現代的な印象が好きです。
例によって(^^)ウィーン美術史美術館のHP見てみました。
有りましたよ!アンブラス城のコレクション、かつてここの領主に変わった趣味の人がいて、ドラキュラの肖像画を持っていた。この領主が興味を持たなければ、串刺し公の絵は、残らなかった。ひにくですね!

sasapanda
2010/02/17 03:11
そんなに 深読みされると困るんですが クラナッハの首切りの一連の絵は 悪趣味としてよく取り上げられる題材なので この際 実物を観れるのだから もう少し 芸術的に・・・評価してみたら・・・どうかと・・・思ったわけですが・・

変わった趣味の人って フェルディナンド2世?ですか この人の悪趣味?なコレクションについては 昔 図書館で エリーザベト・シャイヒャー「驚異の部屋 ハプスブルク家の珍宝蒐集室」という本を観たような記憶があります 「ドラキュラの肖像画」が アンブラス城に残っていたというのは あの 偏執収集狂の皇帝ルドルフ2世の手に渡らなかったのですね
なぎさの民俗学者
2010/02/18 12:54

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