なぎさ

アクセスカウンタ

zoom RSS ご近所散歩 茨木街道  唐崎から玉川の里あたり  その2

<<   作成日時 : 2010/06/21 18:51   >>

トラックバック 1 / コメント 2

こちら 上方は梅雨に入っておりますが みなさんの地方はどうですか  毎日 FIFAワールドカップをTV観戦していたら またまた 睡眠不足に・・・そのうち 全米オープンまで始まって・・・・


さて ここいらで 前回の続きを

茨木街道沿いを番田村に寄ってみたりしたのが 前回でした 今回は 淀川に流れ込む 芥川を渡り 唐崎村へと向かいます

画像

芥川に 架る鷺打橋 最近 きれいにペンキの塗り直しがされました  度重なる淀川の改修で 旧道は消滅していますが 明治時代の旧道は この鷺打橋のすぐ下流を渡っていました 


画像

鷺打橋を渡って 堤を降りたところから 茨木街道の旧道が残っているのですが その前に 唐崎の過書浜跡へ


画像

                           唐崎過書浜跡

写真の手前右の道は 現在の淀川右岸堤防 左下の道は旧淀川堤防 明治時代の地図を見ると 私が写真を撮っているあたりが 過書浜があった場所のようです(江戸時代の浜は もう少し 南よりということです)  いつの時代からかわかりませんが 淀川を行き来する 唐人(外国人?)が立ち寄ったとも または 唐人たち(渡来人?)が ここに移り住んだとかで このあたりを唐崎 番田と呼んだということです 本当かどうか知りませんよ・・・ 日本各地にも 唐崎と言う地名が残っていますが 謂れは似たようなものでしょう


画像

                         唐崎過書浜跡の案内版


画像

旧堤防上の旧道(高槻往還道・・・西国街道から 高槻城下を通り 唐崎で淀川右岸を 鳥飼へ 一津屋で神崎川右岸に変り 江口へ この神崎川の江口の浜もその昔 唐(中国)からの使節を接待していたという 江口の里として有名ですね 江口から 上新庄で 鳥居越亀山(岡)街道へ)


画像

                     旧堤防下にある 地蔵堂


画像

さて 鷺打橋を渡って 堤を降りたところに戻ります  ここから茨木街道旧道が始まります 


画像

                        唐崎中2丁目付近



画像



画像

                   旧道は村内を曲がりくねって進みます



画像

北向地蔵尊 ちょうど 道が鍵型に曲がるところにあります 真北を向いたお地蔵様は 珍しく 御利益が多いとのことです  北向きというのは 縁起がよくないとされていますね だから 北向きに地蔵堂を建てたりはしないものですが お地蔵様というのは 本来 民衆の一番身近にいて 民衆の苦難を理解し 民衆のささやかな願いを成就させてくれる存在です だから お地蔵様を北向き(民衆の苦難に対峙する)にするのが 本当なんですが・・・北向き地蔵は 全国的にも少なく 各地で一願本尊として信仰をあつめています みなさんの住んでいる地域にも 探せばあるかも知れません



画像

旧道は 信楽寺の横を通り 右に曲がり府道に出ます ここから また旧道は消滅します


画像
          
信楽寺前 府道(茨木街道)と里道の交差点にある道標  明治43年の建立です 道と道標の方向が合わないのは 移設したからか?


画像

少し 街道から 離れて 唐崎村内をぶらぶらしましょう  


画像

唐崎南之口地蔵堂  立派な地蔵堂です 地蔵堂の建物は 元唐崎神社の拝殿を 大正時代に移築改修したもの 中のお地蔵様は白塗り化粧の愛嬌のあるお顔でした


画像

    


画像

                        唐崎神社のほうへ ぶらぶら



画像

                 唐崎神社  明治41年に式内社三島鴨神社に若宮を合祀



画像

                          唐崎村内の里道              



画像

                   唐崎村 遠景  大きな旧家が・・・中はどうなっているのだろうか 



画像

唐崎村の旧家に残る段蔵・・・・段蔵といっても 上杉家の加藤段蔵じゃないよ・・・段蔵(だんくら)は 石の土台を階段状にして蔵を建てたものです 度々 淀川の洪水の被害にあっていた このあたりの右岸左岸地区には いくつか現在も残っています しかし 階段状に石組をする理由がもうひとつわからないが・・・



画像

さて 寄り道はこれくらいで 茨木街道に戻ります 府道に吸収された旧道は 唐崎西の交差点を越えたあたりで 番田水路の堤上に残っています  左側の道


画像

旧道は堤上で遊歩道となり 玉川橋東詰で 桜並木の道へと変ります



画像

このあたりが 玉川の里として 有名なところ・・・となっている・・・いわゆる 歌枕の「六玉川」のひとつ 「摂津三嶋の玉川」です 


画像

平安時代から 「卯の花咲ける玉川の里」と詠まれており 現在 高槻市の花は卯の花です 写真の左の白い花がそうですが 5月中頃が見ごろで 撮影した時は盛りが過ぎており ほとんど花びらがない状態でした




画像

 「松尾芭蕉肖像」部分  小川破笠(1663〜1747) 早稲田大学図書館蔵 小川破笠は 江戸で実際の芭蕉を知る人物であり 後に師匠であった芭蕉の肖像画を描いた 


松尾芭蕉(1644〜1694)は その最晩年の1694年 江戸から伊賀上野に帰省した後 美濃 尾張 大坂 伊勢 京 奈良と旅行する 大坂と京とは 何度も往復したらしいが その途中に この玉川の里に立ち寄ったのではないかとされています・・・・が 資料がありません 

              卯の花や暗き柳のおよびごし
                                 芭蕉 

芭蕉に摂津玉川を詠んだ句が残されているのですが 古の歌枕を意識して 淀川をゆく船から玉川の里(唐崎 三嶋 三箇牧 付近か)を望んで詠んだものかもしれませんね


画像

 玉川の里を流れる 番田水路  現在は ソメイヨシノが植えられていますが 芭蕉の頃は 水田と牧草が広がる中に 用水路が流れ それに沿って 柳の木が植えられていたのでしょう






 さて 私も歩き疲れたので ここらで帰るとします・・・・・で 歩く・・・といえば ウォーカー・・・ザ・ウォーカー・・

映画の話です
                    
画像

                「ザ・ウォーカー The Book of Eli」 2010 Warner Bros

デンゼル・ワシントン(1954〜)主演の近未来物というか 世紀末物というか 前振りでこの映画 内容が深いものかと思っていたら なんと 単純明快なアクション映画でした  文明が崩壊して 芸術作品がなくなってしまった世界・・ ゲイリー・オーの悪党も金よりも 本が読みたいという読書家で デンゼルが持ち運ぶ「聖書」を奪おうとする やっと 奪ったものの それは点字の本だったというオチで 本の内容は デンゼルの頭の中にあり たどり着いた アルカトラズ島で失われる危険のある芸術作品を保管している連中の親玉マルコム・マクドウェルが 書き写して 活字を組み印刷して 本にするという話  映画の中で デンゼルが ipodを聞きながら歩くのだが バッテリーがなくなると使えない・・・つまり いくら 音楽や本をデーター化しても 電気や再生装置がなければ 存在しないのと同じ   ipadが発売されたりして 書籍の電子図書化が 進んでいますが これに警告を鳴らしている映画?じゃないかと思います・・・違うか!?




画像

                  「ザ・ロード The Road」  2009  The Weinstein Company

ザ・ウォーカーと同じような 世界観ですが 私は映画としては こちらのほうが面白かった コーマック・マッカーシー(1933〜)のピューリツァー賞を獲った作品の映画化です 原作は読んでいません ショッピングカートにすべてを積んで 人が人を食べるような状況下で生き延びて行こうとする父子の話です 私にも息子がいますので 私ならどうするだろうと かなり感情移入が出来ましたが 私と愚息とでは とても生きながらえないでしょう  恐ろしく食料や水がない世界なのだが この父子は 地下に隠してあった食料を見つけたりとか・・拳銃を持っていたり(これも 本来は自殺用なのだが)運がよかったりするのだけれど ハラハラドキドキもあります 最後 病気で体の弱っていた父親ヴィゴ・モーテンセンが死にます ひとり残された息子はどうなる・・・別の家族に引き取られますが 世界の状況が変ったわけではないのでその家族の行く末を考えると ハッピーエンドではないですね






画像

             「おい 映画で 男の生き方を 教えてやるぜ」



                                                  今日は ここまで

                                              唐崎から玉川の里あたり  その1へ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
映画を観るなら ザ・ウォーカー
未来の荒廃した世界での1冊の本を巡る争いなんだけど、この本が何かってのは、映画を観る前からなんとなく分かってる人も多いのでは。アメリカにとって、世界で一番重要な本(書物)といえばやっぱりコレしかないですね。もう分かってたよって思っちゃうけど、それが映.. ...続きを見る
映画を観るなら
2010/12/19 10:14

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
リー・バン・クリーフ!かっこいいですね!
でも私はゲイリーオールドマン命です!前作「レインフォール雨の牙」がっかりでしたので、「ザ・ウォーカー」期待してます。予告を観て久々の悪役っぷり楽しみなのですが、なぎさの民学さんの記事読んじゃった
まあ心を無にしてスクリーンに向かいましょう!
sasapanda
2010/06/23 02:23
sasapandaさん ネタバレしちゃいましたね・・ でも 映画の半ばくらいでわかりますよ・・ ゲイリーオーも歳を重ねたので 昔のような単純馬鹿な悪党よりかは まし?になってます ジェニファービールスやその娘役のミラクニスなんかがいい味だしてますし ゲイリーオーも真っ青な老夫妻が出てきたりと 小ネタ満載で楽しめます・・・ しかし 私は未だに腑に落ちないのですが・・・・ここから先は映画を観てから読んで下さい・・・・





デンゼルは盲目だったの?・・・
なぎさの民俗学者
2010/06/25 16:04

コメントする help

ニックネーム
本 文
ご近所散歩 茨木街道  唐崎から玉川の里あたり  その2 なぎさ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる