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zoom RSS 「フェルメールからのラブレター展」  京都市美術館

<<   作成日時 : 2011/09/08 17:56   >>

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日本各地に甚大な被害をもたらした台風12号がゆっくりと通り過ぎてゆきました あの流れ橋も再び流されたということです  みなさんの地方はどうでしたか  こちら上方では台風が来る前は連日 猛暑が続いておりましたが 台風が去った翌日は清々しい秋晴れでした  秋風に誘われて京都市美術館へフェルメールを観にいきました


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               フェルメールからのラブレター展                              
                    京都会場  京都市美術館          2011年 6月25日(土)〜10月16日(日)
                    東京会場  Bunkamura ザ・ミュージアム 2011年 12月23日(金)〜3月14日(水)

9時の開館と同時に京都市美術館 に・・ おお 並んでいるではないか さすがフェルメール・・・と思いきや 当日券を買い求める人の列でした  前回 京都市美術館 へ来たのは 親鸞展以来ですから4ヶ月ぶりです 以前の「ルーヴル美術館展」のときは フェルメール作品1点で かなりの人出だったのですが 今回 フェルメール作品3点にもかかわらず 館内は・・・ 週末の休日などは混むのでしょうが 例のごとく 平日の勤労の途中を抜け出して京都へ ・・・は空いておりました

先に観賞を済ませていた家人曰く 「物足らないわよ」との言葉どうり 17世紀のオランダ絵画をフェルメールを含めて 世界各地から寄せ集めているわけですが 総数40点ちょと・・・ あっという間に最後のフェルメールの展示室へ・・・・えっもう終わりなの・・・・という感じでした 「おめえら がたがた騒ぐんじゃねゃー  フェルメールが3点もあるんだぜ 有難く思わなきゃ いけねんじゃないのか・・え・・」と 今回の日本への出稼ぎをコーディネイトした人の殺し文句が聞こえてきそうです  日本人は ルーヴル エジプト ルノワール フェルメール 初公開 ・・・・などのコピーに弱いですからね これらの関連で展覧会を開けば 日本でがっちり稼げるわけです・・・・ 



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        ピーテル・デ・ホーホ(1629〜1684)  中庭にいる女と子供 1658 National Gallery of Art       

絵の中に描かれたものから 様々な謎解きをして 一枚の絵のもつ物語を読み解く・・・・らしい  解説文を読むと そこまで深読みするか・・・と思うのだけれど 描かれた当時からそんな謎解きをしていたのだろうか・・ねぇ  ピーテル・デ・ホーホはフェルメールと親交のあった画家で 2人は同じような構図の絵を描いている


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       コルネリス・デ・マン(1621〜1706)  薬剤師イスブラント博士 1667  個人蔵

様々な書物や書類の間に埋もれたつやのある頭蓋骨は、限りのある人生だからこそ十全に生きなければならないと、この作品を見る者に警告する。」解説文より・・・謎解きなんですかねぇ
コルネリス・デ・マンはフェルメールと同じ デルフト生まれ  室内画にはフェルメールやデ・ホーホの影響が見られるという  2点消失透視図法・・・いわゆる遠近法・・・を家庭の室内空間表現に利用している



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      ヨハネス・フェルメール(1632〜1675)  手紙を書く女 1665  National Gallery of Art  


解説文には ラブレターを書いているというが 本当だろうか・・・「フェルメールの時代、手紙を書くことは、芸術という形式のひとつとして認識されていた。もはや、言葉を書くことは単なる情報伝達の手段ではなく、個人的な感情を通わせるための方法となったのだ。フェルメールは、手紙を書くという主題がもつ絵画としての可能性に魅力を感じ、彼の全作品の少なくとも五分の一をこの主題に捧げたのであった。」解説文より・・・・それまでのポートレート(肖像画)より より自由なスナップショット・・・そのひとつに手紙を書いているスナップショットがあり フェルメールは 人が手紙を書いているとか読んでいる・・かっこいい・・姿にハマったわけでしょう 違うかな・・


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        ヨハネス・フェルメール    手紙を書く女と召使  1970  National Gallery of Ireland      


この作品に描かれている婦人は、机にむかって手紙を書くことに夢中で、まわりのことには関心がない。そのほんの少し後ろに背の高い召使いが立ち、女主人から手紙を受け取るのを辛抱強く待っている・・・・・女主人の羽根ペンが紙をこする音以外、部屋のなかにはまったく音がない。この二人の女性は、いずれも自分の世界にこもっている・・・・」解説文より・・・この絵の光は 朝の光?でしょうか 私には 外から聞こえてくる音・・ 小鳥のさえずりや木々の風 遠くの馬車・・・になんとか じゃまされないように女主人が神経を集中させて手紙を書いているようで 召使いは そんな外の様子と女主人の手紙の成り行きをどんなものかと考えているような 何も考えていないような・・・ 「奥様 早くなさらないと (郵便?)馬車が出てしまいますよ」 「わかってるわよ ・・るさいわね!!」



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             ヨハネス・フェルメール  青衣の女  1663  Rijksmuseum Amsterdam 修正前


フェルメールは この右から光を当てた構図が気に入っていたのですかね  ドイツある「窓辺で手紙を読む女」と同じ構図です 今回は 後世の絵画保存のために塗られたニスが 変色していたのを取り除き これまた 後世に加筆されていた部分もオリジナルに戻すなどの修正をしての初公開だそうです




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                         修正した青衣の女


とても きれいな絵になっていました・・・といっても 本物を見るのは初めてですが ラピスラズリから作られるウルトラマリンブルーで描かれていた青衣が これまでの図録ではくすんでみえたのですが 修正後の本物は 今描き終えたように鮮やかになっていました 但しウルトラマリンブルーだけで青衣を描くと かえってケバくなるので ウルトラマリンブルーを塗った後 上に白色を薄く塗り重ねて光にあたった青衣がやわらかな色合いと質感をだしています  手紙を読む青衣の女の口元が微かに開いているのは 手紙を声に出してか あるいは出さずに唇だけ動かしているのか・・・バックに大きな地図が描かれているのは 手紙が遠くの地から出されたのを暗示しているという 



今 世界的にフェルメールづいていますね 世界中で展覧会が開かれているようです 日本は江戸時代 鎖国をしていたにもかかわらず 西洋とはオランダ(厳密には連合東インド会社)とだけ貿易をしていましたからね  来年には 耳飾りターバン娘も再び出稼ぎに来るというので楽しみに待ちましょう


                                         


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   二条大橋より鴨川  台風の影響で いつもより水の量が多い 陽ざしはまだきついですが 風は秋の匂い





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                     京阪三条駅前  高山彦九郎像

                   台風が はこんで来たのか 秋の風



                                     おわり  
               
                      京都 木屋町通りを最後まで歩く 完全ガイドその1 二条から四条まで へつづく                                          

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