なぎさ

アクセスカウンタ

zoom RSS 京都 木屋町通を最後まで歩く 完全ガイドその2 四条から七条 さらにその先まで

<<   作成日時 : 2011/09/13 16:26   >>

トラックバック 0 / コメント 4

さて 前回「木屋町を最後まで歩くその1」の続きです

二条から歩いて四条まで来ました 青葉繁る木々の間からも 四条小橋上を行きかう人と車の喧騒が伝わってきます この辺りは 京都で一番の賑やかな所です それは 江戸時代も変りませんでした


画像

四条小橋より 四条河原町交差点を望む 相変わらずわんさかと人が溢れております 平日でこれだから 休日ともなれば・・・しかも観光シーズンだと・・・これの100倍くらい・・・元へ・・3倍くらいの人出になります 一体この大勢の人たちはどこから来て どこへ行こうとしているのだろうと・・自分のことは棚に・・どころか2階に上げて・・・考えています
旧四条河原町阪急も坂東者のKYOTO MARUにとって変わられています



画像

                           西木屋町通

この辺りは高瀬川が鴨川へ近寄り 高瀬川が開削された当時は 四条から先は東岸には路が付けられず 一度四条小橋を渡り 西岸の 今の西木屋町通を通るルートでした  現在の木屋町通(東岸)が付けられたのは 江戸時代の中頃


画像

西木屋町通四条にある 「フランソア喫茶室」 昭和9年開店 若き藤田嗣治や桑原武夫 そして太宰治なども通ったという かくゆう私も通いました 雨の日の夕方がいいですね 人(観光客など)が少なくて 初めて来た人はその店内を見て感嘆の声を上げます


画像

西木屋町通は 比較的に細いままの路地で路が残っています 私も京都時代 この少し先に隠れ家的な行き着けの店が2〜3軒ありました 私は屋根裏やガレー船の船底のような雰囲気の店が好きでした そんな店のカウンターで飲んでいると 横に今では大女優になっている人がひとり(お忍び?)で・・帽子を目深にかぶって・・ちょこんと座っていたりしていたもんです 帽子をとればいいのに そんなことしても 落ち着かない態度ですぐにわかっちゃいます・・ふふふ




画像

さて ふたたび 四条小橋に戻り 東岸の木屋町通へ  ここからは 道幅は広いですが 落ち着いた雰囲気の通りになります 

画像


画像

     西木屋町通に面した建物の裏が高瀬川に面しています 私の「隠れ家」もこういった建物でした





画像

さて さらに歩いていると 鴨川寄りに かつて 伝説の女将といわれた上羽 秀さん(1923〜2012)の「おそめ」跡があります昭和23年に開店  川端康成 川口松太郎 青山二郎 白洲正子 小津安二郎などが常連客でした 建物自体は建て替わり 今は別の店になっていますが 間口などは当時のままだそうです

画像

                         風船   1956  日活

     川島雄三監督の映画「風船」の1シーンで 昭和31年ごろの木屋町通 「おそめ」(丸い電燈看板の店)






画像

さあ さらに歩きましょう まだまだ 先は長い?です  このあたりは 旅館がならんでいます


画像

                     玄関は さらに奥にあります 





画像




画像

             人も車もほとんど通りません  いい散歩路です





画像

松原通を越えて しばらく行くと 有名な料理旅館「鶴清」があります えっ 知らないって・・・・


画像

これを見たら わかるでしょう 五条大橋のたもとにある あのでかいお店です


画像

「鶴清」の 正面玄関 昭和初期の創業だそうです 私も何回か連れていってもらったことがありますが 高いところから鴨川と東山を見ながらの食事は素晴らしいです





画像

      五条通に出ると 高瀬川は暗渠に  ここには 信号がないので 一旦河原町通まで迂回します


画像

五条小橋から高瀬川  右の路は西木屋町通 こちらの道も歩いてみたい気がしますが 本来の木屋町通に戻ります


画像

道に面してギャラリーとかがあったりしてすっかり 落ち着いた木屋町通です  店の奥から鴨川の川面を渡る風が・・・・





画像

        籬の森の榎の大木が 道の横に ここは 昔 籬の森と呼ばれていました


画像

このあたりは 源融(822〜895)の河原院があったといわれている場所です  河原院の邸宅内の庭の中の島「籬の島」が鴨川の氾濫によって埋没し かろうじて邸宅内の木々が残ったものが その後「籬の森」となったという 榎の大木は その籬の森の名残だそうです 河原院は源氏物語の六条院のモデルといわれています





画像

    さて 木屋町通をさらに歩きます もう あのガイドブックに載っているような木屋町通じゃないですよ


画像

      さらに 路が細くなったりして・・・・ しかし ここも桜並木が続いているので 春にも歩いてみたいですね






画像

のりものおことわり・・・・の橋  いや 自転車に乗っては渡れないでしょう  このあたりの高瀬川の川幅は広くなっています


画像



画像

                高瀬川で唯一の木橋です・・・・って 丸太橋ですが・・・・





画像

渡るときは すべらないように注意して下さい  私は 人がいないのを幸いにこの橋に腰掛けてひと休みしました 水筒から冷たいコーヒーをついで・・・・目をつぶり しばし江戸の昔にトリップ・・・・・


其日は暮方から風が歇んで、空一面を蔽つた薄い雲が、月の輪廓をかすませ、やうやう近寄つて來る夏の温さが、兩岸の土からも、川床の土からも、靄になつて立ち昇るかと思はれる夜であつた。下京の町を離れて、加茂川を横ぎつた頃からは、あたりがひつそりとして、只舳に割かれる水のささやきを聞くのみである。・・・・・・森鴎外 高瀬舟より


親族(弟)殺しの喜助を 遠島送りにするために 高瀬川を舟で護送する羽田庄兵衛 重大な罪を犯したにもかかわらず喜助は・・・・
 
それは喜助の顏が縱から見ても、横から見ても、いかにも樂しさうで、若し役人に對する氣兼がなかつたなら、口笛を吹きはじめるとか、鼻歌を歌ひ出すとかしさうに思はれたからである。

不思議に思った羽田庄兵衛は 喜助から話を聞く 喜助の語るところから喜助の善良な人柄がわかってくる それではなぜ 弟殺しなどの大罪を犯したのだろうか・・やがて 喜助の話は肝心の弟殺しの核心に・・・・

庄兵衞は其場の樣子を目のあたり見るやうな思ひをして聞いてゐたが、これが果して弟殺しと云ふものだらうか、人殺しと云ふものだらうかと云ふ疑が、話を半分聞いた時から起つて來て、聞いてしまつても、其疑を解くことが出來なかつた。


前回 夏目漱石の話をしたので ここでは もう一人の明治の・・いや 日本の文豪 森鴎外(1862〜1922)の「高瀬舟 1916年」を紹介しないとだめでしょう 物語は 2人の乗った舟が下京の町を抜けるあたりからはじまります ということは七条〜九条を過ぎたあたりからですかね


    次第に更けて行く朧夜に、沈默の人二人を載せた高瀬舟は、黒い水の面をすべつて行つた。  了








画像

       正面通との交差点 正面橋  正面とは 方広寺の大仏殿の正面に通じる路だから 



画像


画像

                    ようやく 七条大路に近くなってきました





画像

七条大路に出ました ここも信号がありません 一応 木屋町通はここが終点ですが さらに先に路があるので行ってみることにします


画像

                          七条小橋より高瀬川



画像

         幕末の古地図では ここから先は道がなく このあたりは鴨川の河原の続きでなにもない 


画像

このあたり 古い民家の取り壊し作業が進んでいます


画像


画像

取り壊された跡が 空き地に・・・・昔の何もなかったころに戻る?のでしょうか・・・いい雰囲気だったのに残念です


画像

とうとう 行き止まりまできました この橋の先へは行けません なんだか まわりが取り壊されていて 広々と感じますね 


画像

フェンスに顔を近づけても無駄です 道がない  そして ここから先の高瀬川は江戸時代の高瀬川とは川筋が違っています 江戸時代は ここから西側に回りこんでいますが 現在の高瀬川は鴨川の方に回りこんでいます(京都駅を造るのにじゃまになった) すでに現代の高瀬川が 本来の役目を終えているので どう流れようがかまわないのですが・・・・


ということで 私もここらあたりで 役目を終わらせていただきます  よく 歩きました・・・・・



画像

                          七条大橋より叡山 ということで・・


画像

                          七条大橋から鴨川 ということで・・・




                                                   おわり 

                京都 木屋町通を最後まで歩く 完全ガイドその1 二条から四条まで へ戻る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!坂東者sasapandaです(^^)
二回続きで京都を縦断!一日で歩いたんですよね!すごい健脚!
盆地と云えども京都は広い!高瀬川の流れは、どこまでも穏やかで、人の暮らしと寄りそっている感じがしました!
散歩してる気分で楽しませて頂きました♪
sasapanda
2011/09/14 13:00
sasapandaさん こんにちは  木屋町通を最後まで歩いたは初めてでした・・・というか 用もないのに歩くことなどないけど(笑)・・・五条以南は散歩するには本当によい路です 昭和の香り漂う散髪屋・タバコ屋やパン屋・・・駄菓子屋?さんなどなど レトロなお店や民家が続いています 七条からは 古い建物が壊されているのは残念でした  路の横に水の流れ(高瀬川)があるというのはいいものです
なぎさの民俗学者
2011/09/20 11:34
なぎささん、こんばんは♪

ミキティです(^_^)v

よくわからず、訪問しております( ̄▽ ̄;)

ではでは(^^)/
ミキティ
2017/09/17 23:41
ミキティさん こんばんは お元気ですか
私の方は 読みたい本が 観たい映画が山積み状態 しかも仕事も忙しい(笑い) なかなか更新出来ませんが たまに訪問してください あっ 旅行もしたいな〜
なぎさの民俗学者
2017/09/22 19:54

コメントする help

ニックネーム
本 文
京都 木屋町通を最後まで歩く 完全ガイドその2 四条から七条 さらにその先まで なぎさ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる