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zoom RSS 特別展「當麻寺 極楽浄土へのあこがれ」 奈良国立博物館

<<   作成日時 : 2013/04/15 21:12   >>

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こちら上方では 某国からのミサイルが飛んでくるとかで 空ばかりみていると なんと地面が揺れるという事態が・・・ いや〜 もう何が起こってもおかしくはないですね こんな世とはおさらばして 極楽浄土へ行こうか・・・なんて・・・ということで 奈博へ 當麻寺の至宝 「根本曼荼羅」を観に行きました


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                        特別展「當麻寺 極楽浄土へのあこがれ」 奈良国立博物館 
                                               4月6日(土)〜6月2日(日) 



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いつものごとく JR奈良駅から  たまには近鉄でもいいのですが JRのほうがゆっくりできるので・・・・



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        途中 三条通にある 九條山 浄教寺の枝垂桜も残念ながら散り始めていました



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途中 興福寺では 南円堂が創建1200年ということで 北円堂とあわせて特別公開 4月12日(金)〜6月2日(日)



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興福寺といえば 中金堂再建ですが 前回の奈良散歩その2から・・・変っていませんね・・・いえいえ 建屋の中ではかなり中金堂が出来上がっているとおもいますよ



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     猿沢池前の三条通  休日でも午前中の早い時間だと 京都でも奈良でもウソのように静かです


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                      散策するには 早い時間がいいですね




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         ということで 奈博に着きました 奈博は 第64回正倉院展以来ですな


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さて 當麻寺展です 當麻寺というのは ご存知のとおり 二上山の麓にあるお寺です 私も二上山に登り 當麻寺にも何度か行ったことがあります 二上山は 大和の中心からみると西に太陽が沈む位置にあり まさしく西方浄土を体現する場所です
現在地での當麻寺の創建時期ははっきりしませんが 境内から出土した遺物などから7世紀?頃だとされています(縁起によると當麻寺は河内の交野郡山田郷(または太子町山田)に建てた万宝蔵院に始まり その後 681年に聖徳太子の異母弟の麻呂子の孫にあたる當麻国見が現在地に移し 當麻氏の氏寺としたという  當麻寺を有名にしているものに 中将姫伝説と當麻曼荼羅がありますな 今回の展覧会の目玉もこの當麻曼荼羅(根本曼荼羅)です




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                     中将姫坐像 永禄元年(1558)  當麻寺蔵

説明文によると 特別展の事前調査で像内に「永禄元年の源三郎作」という墨書銘が見つかった 源三郎は 室町時代に奈良の宿院に住した宿院仏師のひとりだそうで 仏道をこころざした中将姫の清廉なイメージを見事に具現化した 源三郎渾身の作という  中将姫(747〜775)というのは 伝説によれば 藤原豊成(704〜766)の娘で 厚く仏道に帰依し 一夜にして當麻曼荼羅を織り上げたという 豊成に本当に娘がいたかどうか 中将姫が 本当はどのような生涯を送ったかどうかわかりませんが 中将姫伝説は おそらく 当時(鎌倉時代?頃)広まっていた太子信仰や浄土思想を 中将姫を主人公にして誰にでもわかりやすい説話にしたのでしょうね 



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               金銅威奈大村骨蔵器  国宝 奈良県穴虫出土 四天王寺蔵 京博寄託


これは 奈良県香芝市穴虫の丘陵で江戸時代に農夫によって発掘されたもので 中には火葬骨を納めた漆器が入っていたというがわかりません  金銅製球形で 上下にわかれ 半球形の身の底部には高台が付き 蓋に10字39行 391文字の長文の墓誌銘を放射状に刻まれています この骨蔵器は京博にいけばいつでも見られるやつですね(新館建設のため 今は見れません)  穴虫出土ということで 當麻寺の近くだということで展示されたのかな・・


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               倶利伽羅竜蒔絵経箱  国宝 平安時代 當麻寺奥院蔵 東博寄託

インドの高僧善無畏三蔵が唐の僧恵果阿闍梨に伝え 阿闍梨はまた唐に留学の弘法大師に 更に大師が弘仁14年に當麻寺参籠の折 伝授したと伝える 三国伝来の経箱だそうです 蓋の中央に倶利伽羅龍 両脇に制多迦 矜伽羅のニ童子を研出蒔絵にしています もとは3段造りの構造という 経箱はよく使われるものですが これは由緒あるものとして大切に扱われてきたのでしょう たいへん保存状態がよく きれいなものです 普段は非公開で 東博でも見れません



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                紙本著色當麻曼荼羅縁起  国宝 鎌倉時代  光明寺蔵


當麻寺所蔵の「當麻曼荼羅(根本曼荼羅)」の由来を描いたものです 光明寺の大檀越であった内藤義概(陸奥磐城平藩の第3代藩主)により光明寺に寄進されたものだそうです 絵巻は仁治3年(1242年)と翌年の曼荼羅堂修理に関係して制作されたとされています これ以外にも 後に描かれた曼荼羅縁起絵巻が展示されていますが ほとんどこの絵巻を手本のようにしています



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                禅林寺山越阿弥陀図  国宝 鎌倉時代  禅林寺蔵


山越阿弥陀来迎図は鎌倉時代の人が死に向かい合った時の 死ぬための装置…それは「死ぬ時の作法」とともいわれている 
阿弥陀如来は浄土真宗の本尊とされる 当時の人は臨終を迎えようとする時その傍らに 山越阿弥陀来迎の図を掛けたらしい 山のイメージとしては二上山でしょうね
真言宗の僧でありながら 法然の没後、法然に帰依し 承久三年(1221) 禅林寺に入った静遍僧都(1165〜1223)が 高野山で尊重されている阿字月輪観を通して感得した来迎図と伝えられています


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    こんな風に 臨終の際 置かれたのでしょうね  模型  龍谷大学蔵 今回は展示されていません




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             當麻曼荼羅厨子扉   国宝 鎌倉時代仁治3年(1242)  當麻寺蔵


説明文によると 當麻曼荼羅を収める巨大な厨子(當麻寺本堂安置 総高約5m)の扉で 鎌倉時代に取りつけられたもの 左右3面ずつの観音開き 総体に黒漆塗とし 表裏には蒔絵で散蓮華や蓮池が描かれている 内面の下方には 造営に結縁した約2千人の名前が記されいます 曼荼羅自体が大きなものなので それを納める厨子の扉ですから かなり大きく 立派なものです 



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                  當麻寺曼荼羅堂内の当麻曼荼羅厨子

當麻曼荼羅を安置するために奈良時代末期から平安時代初期に造られた長六角形の大型厨子 黒漆地に金銀泥絵で花喰鳥や宝相華文を描き 軒裏には金平文で飛鳥・飛天をあらわす 鎌倉時代に曼荼羅を板装に改め 扉や連子をつける改造が行われた 




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            綴織当麻曼荼羅図 根本曼荼羅  国宝 8世紀 當麻寺蔵 非公開


中将姫が一夜のうちに蓮糸で織りあげたと伝える阿弥陀浄土変相図 精緻な綴織の錦であらわされる 曼荼羅は元は本堂の厨子内に掛けてあったが 傷みがひどくなり 補修のために鎌倉時代に板に貼り付けられ さらに江戸時代にそれをはがして 掛幅装に改められたのが現在の姿である (縦4.33m、横4.23m) 中将姫が蓮の糸を用い 一夜で織り上げたという伝説があるがとても一夜では織り上げられないし 蓮糸の織物ではなく 絹糸に平金糸 撚金糸を交えた綴織である  
一期一会という言葉がありますが まさしくこの當麻曼荼羅はそういう宝ものでしょうね 30年ぶりの一般公開で しかも この展覧会でも公開時期が決まっています(4月6日〜14日 4月23日〜5月6日 観に行く人は気をつけましょう) 次回は当分観ることは出来ないでしょうね   かなり痛みがひどく ほとんど何が描かれているのかわかりません それでも 私にとっては一度は実物を観てみたいものでした 展覧会場では この曼荼羅を復元模写した 江戸時代の実物大パネルがありますので 較べて観ればよいでしょうね 兎にも角にも 伝説の国宝曼荼羅 一生に一度は観ておいてもいいでしょうね そうでないと 死んでも死にきれない? いえ 極楽浄土に行けない・・・なんて


        ということで おしまい  次は 前回の約束通り 若草山に登ります お楽しみに
                                      奈良の若草山に登る  奈良散歩その1  



   

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