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zoom RSS 特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」 大阪市立美術館

<<   作成日時 : 2013/06/08 00:14   >>

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こちら 上方では 梅雨に入っている?のに 雨が降らず晴れの日が続いておりますが みなさんの地方はどうですか  上方といえば 大阪市長の橋下君の従軍?慰安婦(ここ 大事ですよ ただの慰安婦と従軍慰安婦とでは大違いですよ)に関する一連の発言騒動・・・・ 歴史認識とは 簡単に言うと 歴史としての事実関係が時間の経過とともに どう扱われてきて どう考えられてしまっているかということで 立場によって認識そのものは十人十色です  特に勝ち組負け組が決まっている戦争に関することは 事実がこうだからと言って主観で言葉に出すととんでもない議論を起こしかねない 日本の政治(家の諸君)はこれまでに一命を賭けてでも これらの歴史認識に決着をつけてこなかったからね・・・・  で・・・またまた 橋下君 八尾空港でオスプレイの訓練を受け入れる・・・発言・・・おいおい橋下君の周りには諌める人がいないのかね・・・・・(沖縄の)根本的なオスプレイ問題(戦争で残された問題のひとつだが・・)をまったく認識してないよ・・・八尾を第2の沖縄にしてどうすんだよ・・・

で・・・橋下君の「市立近代美術館を造るから 二つを併存させるわけにはいかない」発言で存続の危機にあった大阪市立美術館に「ボストン美術館 日本美術の至宝」を観に行きました




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      「ボストン美術館 日本美術の至宝」   大阪市立美術館   2013年4月2日〜6月16日 




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その前に 以前にも記事にした アベノハルカス がどうなっているか・・・あまり 変っていませんな ビルの上にあったクレーンはもうありません それもそのはずで 今月13日から ハルカスで近鉄百貨店がオープンします



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                     天王寺公園も このようになっています





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大阪市立美術館  これを廃館にするという・・・橋下君は何を血迷ったのでしょうね  とりあえず 撤回して 東洋美術館として存続させるとのこと  大阪市立美術館で作品を鑑賞する(した)というのは もうそれだけで歴史であり文化であり芸術なんですよ・・・





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                      館内は 結構な人数でした 





さて 気を取り直して 展覧会の紹介です 江戸と尾張と筑紫で開催されていて ここ上方が最後というわけですが 各開催地で展示内容が微妙に違っていたみたいですな

上方では展示は第1章〜第5章で プロローグ作品を含めて70点が展示されていました さすが 日本の近代化時代のどさくさにまぎれて?! フェノロサ(1853〜1908)やウィリアム・スタージス・ビゲロー(1850〜1926)が集めに集めた 美術品の数々(後にチャールズ・ウェルド 1857〜1911 がフェノロサの集めたものを買い取り ボストン美術館に寄贈) 今回の展示品(フェノロサ ウェルド・コレクション  ウィリアム・スタージス・ビゲロー・コレクションなどなど)は 今日本にあれば 国宝 重文指定されていてもおかしくない作品が多い・・・ですね 



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                      普賢延命菩薩像  平安時代(12世紀中頃?)

普賢延命菩薩は密教において普賢菩薩から派生した仏で 延命の力があるとされています これは台密(二臂で 頭が3つの白象)系のもの  これは どこからの伝来ものか 説明がないですな しかし 国宝級の作品です


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                      馬頭観音菩薩像  平安時代(12世紀中頃?)

馬頭観音は 六観音のうちの一つで 畜生道におちた衆生を救済する仏として信仰されてきたもの これも伝来の説明がありません もちろん 入手経路はわかっているのでしょうが・・・ これも 国宝級の作品ですな

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                      法華堂根本曼荼羅図 奈良時代 8世紀


法華堂というからには 東大寺法華堂伝来の曼荼羅といわれています 日本にあれば 国宝?!ですな・・・



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弥勒菩薩立像  快慶 鎌倉時代・文治5年(1189)


納入経巻奥書から 仏師快慶のもっとも古い作品とわかりました 興福寺にあったもので 保存状態がいいのか 後の補修か 全体に金箔が残っています  ぴんと立った立像ではなく 腰をくねらせた魅力的な仏像で 今回の展示品の目玉のひとつですな 快慶の真作はほとんどが重文 国宝に指定されていますが これも重文級の作品です それよりも この仏像を日本で鑑賞出来たことに 感謝 


ボストン美術館史上最大の展覧会と 銘打つだけあって 最初の展示品から 重文 国宝級の作品が並んでおりました




で・・・今回の超目玉は・・・・
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                  吉備大臣入唐絵巻(部分) 平安時代・12世紀後半

吉備大臣入唐絵巻現存4巻を全巻公開(もともと 前後2巻であったが 後半は現存せず 1964年に初めて日本に里帰りしたとき 前半を4巻に改装)ですな 作者は伴大納言絵巻などを描いた常盤光長とされていますが どうもそうじゃないらしい ということで これを観る前に 伴大納言絵巻を画集でじっくりと観てから 比較するとよいでしょう(いや・・別に画集で吉備大臣入唐絵を観てもいいわけですが 折角 本物を観れますから) ということで この絵巻もの 国宝級かどうかは微妙ですが この絵巻ものが海外に流失したということで 「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」が出来たというのは有名な話です  安倍仲麻呂(698〜770)が幽鬼となって描かれていますが 吉備真備(695〜775)が再度入唐した時はまだ仲麻呂は生きていました 帰国の許可が下り 真備と帰途に就くが 仲麻呂の乗った船は日本には着かなかった



それからそれから・・・
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              平治物語絵巻 三条殿夜討巻(部分) 鎌倉時代・13世紀後半


平治物語絵巻現存3巻中のうち三条殿夜討巻です まさに戦記絵巻の傑作です これが海外にあるというのはまことに残念と言わしてもらいたい  平治物語絵巻は もともと 比叡山延暦寺の西塔に「保元絵」15巻とともに「平治絵」が秘蔵されていたという(つまりは 保元・平治物語絵詞15巻ということか?) その後 バラバラになり
三条殿夜討巻は 三河本多家の所蔵となり 明治時代に美術市場に売りに出されて ボストン美術館へ 
平治物語絵巻は作者がはっきりとわかりませんが 相当の絵描き者であったことは間違いありません 残りの2巻は 信西巻 重文 静嘉堂文庫美術館蔵と 六波羅行幸巻 国宝 東京国立博物館蔵です(わずかに数枚断片も残っています) 私も三条殿夜討巻を観るのは初めてです 展示ガラスに顔をつけるようにして観賞しました
現代ような 映像装置がない時代のものですが 火が爆ぜる音 馬のいななき 兵士たちの叫び・・・ この三条殿夜討場面描写をじっと観ていると ダイナミックに迫ってくるものがあります もちろん 日本にあれば 一級の国宝になっていますね




それ以外にも 必見の作品がたくさんありました 一部のみ紹介します

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              龍虎図屏風 六曲一双 長谷川等伯 江戸時代・慶長11年

      等伯晩年の作品だそうです 尊敬する南宋の画家牧谿の描いた龍虎図をもとにしています 




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              松島図屏風 六曲一隻 尾形光琳 江戸時代・18世紀前半 

       これも 同じく海外流出した アメリカ フリーア美術館の俵屋宗達の松島図屏風が元ネタ




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                    雲龍図 八面 曽我蕭白 江戸時代・宝暦13年


これは かなり迫力がありますが どことなく愛嬌のある龍が描かれています 襖から剥がされたままの状態になっていましたが 今回修復されての 里帰り日本初公開ということです 曽我蕭白(1730〜1781)は いわゆる芸術家に多い変人でしたが 描かれた作品は 実に味わい深いものがあります 今回の展示も蕭白の作品が多く出ていました



というわけで まだまだ いいものがどっさりとありますが ここらあたりで終わります 興味のある方は一度 行って観て下さい  くどいようですが これらの作品は 日本にはありません この次 いつ観られるかわかりませんよ・・・ということで・・              
                                                おしまい        
   





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                         岡倉覚三像 平櫛田中作 1963

      

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