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zoom RSS 第66回 正倉院展 奈良国立博物館

<<   作成日時 : 2014/11/10 21:29   >>

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こちら 上方は 朝晩冷え込み晩秋の面影が漂いはじめておりますが みなさんの地方ではどうですか
江戸の東京国立博物館では 特別展「台北 國立故宮博物院 神品至宝」 に続き 「日本国宝展」をやっておりますな 京の都 京都国立博物館では 「平成知新館オープン記念展 京へのいざない」11月16日までと特別展覧会「「国宝 鳥獣戯画と高山寺」11月24日までをあわせてやっております とにかく 国宝 重文をドバ〜ッと見せまくりしてくれるわけです 国宝というものは見せてなんぼのもの・・ですのでよいことだとおもいますよ  

ということで すっかり恒例?となりました 南都の奈良国立博物館「正倉院展」に出かけました

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              特別展 天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展  奈良国立博物館
                                 平成26年10月24日(金)〜平成 26年11月12日(水)

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                      早朝の奈良 三条通りを行きます

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開館前ですが すでに長蛇の列 休日の正倉院展はこれだからいやなんですが 今回は休日以外に来れないので仕方ありません


さて 今回の正倉院展は 北倉6件 中倉28件 南倉22件 聖語蔵3件 合計59件が公開されます そのうち初公開は6件です


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                       伎楽面 酔胡従  南倉     

鼻と耳がもげていたのを近年 修理して今回 初公開のものです 酔胡というのは 酔っぱらた胡人といことです 胡人とは 当時は まあ 中国のずーっと西のほうに住む人という認識だったでしょうが いわゆるソグド人をさすということに現在はなっております ソグド人はシルクロードを使って東から西へ西から東へと交易をしていた人々です いうなればこの人々がいたからこそ さまざまな「もの」がローマや長安 奈良へもたらされたといっても過言ではない  話は変りますが 天狗のあの鼻の長い顔のイメージがいつ頃出来上がったのか知りませんが 案外 後世この御物の面を垣間見た人々が作り上げたのかもしれませんな・・・


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                         伎楽面 崑崙  南倉

伎楽というのは朝鮮半島から伝わった仮面舞踊劇だそうで これらはかなり大きな面(というよりかぶりもの)です 崑崙というのは崑崙山脈などと地名を指すのではなく これはいわゆる黒人のこと しかし イメージ的には鬼ですな 天狗と同じく 元々実体がなかった鬼が桃太郎に出てくるような鬼になっていくのがいつ頃かわかりませんが・・・


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                        桑木阮咸  南倉

絃を弾いて音を出す楽器・・・初めてこの音を聴いた人たちは 僕たちがはじめてYMOのテクノシンセサイザーを聴いたよりも興奮したのだろうか・・なんて(笑) 桑木というからには桑の木で作られているのでしょう 阮咸は「竹林七賢」の一人で琵琶の名手阮咸のことで4弦のリュート弦楽器を総してこう呼ぶ  これは中国(唐?)で作られたといわれています ギターより小さく 三味線より大きい 人の体に合わせて絶妙?に作られていますね 



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                       衲御礼履  南倉

多少は褪せてはいますが鮮やかな朱色が1300年前のものとは思えないほどに残っています 儀式用の靴で聖武天皇が実際に725年4月9日に挙行された大仏開眼会の時に履かれたものらしいという しかし・・これはどう観ても履いて歩けません それもそのはずで 儀式などで当時の貴人?は(今でもそうだが)靴で歩くというより摺り足で歩いておりました



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                         檳榔木画箱  中倉

デザインが素敵な箱です・・菱形や三角形に整形したツゲ クワ ビンロウジュ シタンの小材を嵌め込む木画技法を用い 幾何学文様を表して装飾している・・ということでですが 正確に切り出した小材でもあわせていくとこれほどぴったりとはいきません おそらく嵌め込みながら微量調節していったのでしょう



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                      紫檀木画挾軾 北倉

これも聖武天皇が使っていたとされるひじつき 当時は体の横に置いて使うのではなく 前に置いて使った ひとりの時はいいけど 人と会う時は 前かがみになるので威厳が出ません・・・という訳で?横に置く脇息になっていったんでしょう しかし後世の脇息とは違って 隅々まで素晴らしいデザインです デザインを勉強する若い人たちは必見です



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                         人勝残欠雑張   北倉


人勝とは六朝中国の荊楚地方で正月7日に行われた無病息災や子孫繁栄を願う行事に用いられた飾り物で唐代には宮廷に取り入れられ流行したという こういうものまで 日本に持ってこられているのですな まあ めでたいものという訳ですからね お土産として貰った物か 買い取った物かわかりませんが後に正倉院に入った(757年献納)ものです 元々2枚でしたが 傷みがひどくなっていたので合わせて一枚に補修?しました



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                          鳥獣花背方鏡  南倉     

白銅鋳製の方鏡です 鳥獣文と葡萄唐草文で構成した鏡背文様)から 一般に「海獣葡萄鏡」と呼ばれる  実にきれいな鏡です 古代の鏡といえば土の中から掘り出されたものがほとんどですが これは保存状態がすこぶるよい さすが正倉院です これも 中国(唐?)からのものとされています



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                             白瑠璃瓶  中倉                        

アルカリ石灰ガラス製の水さし? 瑠璃というのは青色というのではなく ガラスのこと イランあたりで作られたのではと言われています 1300年前 はるばる中東から海を越え生駒金剛山脈を越え(笑) 奈良まで来て繊細なガラス瓶が少しも欠けることなく今に伝わる・・・まさに奇跡の一品です



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                      鳥毛立女屏風 第4扇 部分 北倉            

国家珍宝帳に記載される「御屏風壹佰畳」のうち「鳥毛立女屏風六」に当たるもの 現在全6扇が残る 正倉院御物を代表するもののひとつです 今回は第2・4・5・6扇の計4扇が展示されています 第1と3はどうしたというと なんと江戸の日本国宝展へ(11月3日まで)・・・いや〜 納得できませんな 全部見せろよと言いたい(笑) もういいでしょう江戸は充分です 上方では故宮博物院展やらなかったので 私ゃ腹立てていますから・・・(怒)
さて 鳥毛立女屏風ですが 実物は私も観るのは初めてです 意外と写真で観るのと変りありません これはあまり色が着いていなくてモノクロームぽいせいかもしれません  ただ鳥毛が着いていたといわれていますが 観る限りわかりません この鳥毛立女屏風ですが 実はいつ どこで誰が製作したものかよくわからないものなのです・・・屏風ですが並べた順番もわかりません 画像は大陸的な雰囲気がありますが 貼り付いていた鳥毛は日本産のヤマドリの羽毛 第5扇の屏風下貼には天平勝宝4年(752)6月26日付の「買新羅物解」の反故紙が用いられている また近年の調査で本紙にも反故紙の裏が使用されていることが確認されました というわけで 渡来品とも思われていましたが 今では日本で製作されたもの・・・となっています そうやって観ると 樹木下にたたずむ女性のモデルは光明皇后でしょう・・・ね 


というわけで 正倉院展たっぷり堪能したあとは やはり 屋根の葺き替えを主とする整備工事 が終わったばかりという正倉院を見学に行きましょう


おっと その前にお約束ごとがありましたね これをご紹介しておかないとどんな災いが 奈良では起こるともしれませんからね

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                         奈良のお鹿様



                              それでは 正倉院へ行こう・・・ぜ


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