なぎさ

アクセスカウンタ

zoom RSS 奈良坂あたりを散策その4  奈良豆比古神社へ

<<   作成日時 : 2015/02/07 21:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

さて 前回の般若寺から 先へ進みましょう 


画像

般若寺の北側(京都方面)の街道を行きます 道はアップダウンを繰り返して続きます さて ここで問題が・・・ 古絵図ではこの道を「般若坂」としています 前々回の般若寺の南側(奈良方面)の坂道を般若坂と・・私は書きましたが 前回に書いたようように その坂は「千坊坂」と書かれています したがって 先達の歴史学者の方の中には 古絵図に「奈良坂」の記入がないので 奈良坂はこちらの方ではなく 歌姫越の道や平城山越の道の方のでは?と疑問を呈しておられます 私としては 平城京建設当時から官道として整備されたであろうこちらの道(京街道)の坂全体を奈良(平城)坂と呼んだのではないか・・・とします


画像

途中 黒髪山稲荷神社への道標が・・・垂仁天皇の皇后狹穂姫が 兄の狹穂彦が謀反を起こしたときに身重だったが兄と行動を共に 稲で編んだ(筵?)囲い・・稲城の中で天皇の子誉津別命を産み やがてやって来た天皇へ渡します 自身は長い黒髪をばっさりと切り 火を放ち 天皇の前で焼け死にます 古事記では有名な話ですね その狹穂姫の黒髪を埋めた場所が黒髪山となり 稲城から稲荷となりました・・・とさ  この黒髪山稲荷神社 ここから少し距離がありますが 時間があれば行って観られることをおすすめします 心霊・・失礼・・パワースポット的雰囲気があります



画像

今回の散歩の終点 奈良豆比古神社に着きました このあたりは奈良坂町 長い坂道を登りこの神社に着いた人たちは ほっとしたのではないでしょうか


画像

        境内には池があります 平城山のどこに水が湧くのでしょうか それとも人工池?


画像

       古刹の雰囲気がします 私以外誰もいません  門の先に翁舞の舞台があります


画像

奈良豆比古神社の本殿は一間社の春日造 それが三殿並んでいる 中央に産土の神・平城津彦神 向かって左側に施基皇子で追尊の春日宮天皇 向かって右側に施基皇子の第二皇子で矢田原太子と号した春日王を祀る 朱塗りの色が鮮やかですな それもそのはずで 20年毎に「御造替」が一度も欠かすことなく氏子によって行われているということです

創建については もともとこの地は光仁天皇の父にあたる施基親王が病気療養していた平城山春日離宮に施基親王(春日宮天皇)を771年に祭つたことに始まるとのことです 天智天皇の息子であった施基親王ですが 壬申の乱で天武天皇が天下を取ったので 中央から離れ文化人として生きた人ですね しかし 施基親王の息子があの白壁王つまり光仁天皇です この白壁王も もちろん天智系ですので表立って政争にまきこまれることなく なんと 還暦すぎて皇位につきました 


画像

                          奈良豆比古神社 翁舞舞台

豆比古神社といえば 翁舞が有名ですね 施基皇子の息子春日王が病気になり この神社にお籠りした時に息子の浄人王が治癒祈願で舞ったのが起源だそうです 古い大和猿楽の形式を残していて 能楽のルーツのひとつとも・・・

偶然か 奈良の東北 鬼門?にあたる場所にある 奈良豆比古神社 施基親王 白壁王そして白壁王の息子が山部王 そう 後の桓武天皇ですが 彼は父親が天皇になったことで政争というか皇位継承の陰謀の中へ 彼は祖父や父親の生涯をどうみていたのでしょうか 豆比古神社と桓武天皇とはどんな関係があったかよくわかりませんが  ほどなく他戸親王や早良親王という非業の最期を遂げた兄弟たちの怨念渦巻く平城京を去り長岡京へ遷都します


画像

さて 奈良豆比古神社には 街道に面して江戸時代の高札場が復元されています ここは京街道と伊賀(伊勢)街道との分岐点です

画像



画像

                           高札場横の道標


画像

                  奈良豆比古神社前から 伊賀(伊勢)街道

古くは 般若寺の境内北側から出ていた(現在もこの道は残っています)伊賀街道ですが 般若寺が衰退して奈良豆比古神社を中心に奈良坂町が出来ると神社の正面へ来るように街道が付け替えられたようですね 


画像

奈良豆比古神社の少し先 奈良坂のバス停で旧道(奈良坂)は県道(旧国道24号)で消滅します 以前は青山の住宅地が出来るまでは県道横に旧道が残っておりましたが 今はほとんどありません いうまでもなく県道は平城山を削って造られております・・・・                  


画像

さて バス停前の県道脇に小道がありますが もちろん 旧道ではありません お間違えのないように ということでおしまい




おまけ


奈良と言えば 鹿ですが実は・・・

画像

         猫も多いです 奈良の猫はどことなく 何かを達観している? この猫の名は諸行

画像

                      この猫の名は無常



画像

  奈良の街を歩き このような石を見つけると・・・どこかの貴族の屋敷の庭石?だった・・・ なにやら由緒有り気なものに思えますね さすが1300年の街です

                        

画像

        佐保川に架かる橋で佐保の名が付いている橋はこの橋だけです  さほばし


画像

                         さほばしから 奈良市街を流れる佐保川

                       さほがわの川波立たず静けくも君にたぐひて明日さへもがも


                                     奈良坂あたりを散策その1へ 戻る

  


                                      

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
奈良坂あたりを散策その4  奈良豆比古神社へ なぎさ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる