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zoom RSS 又吉直樹「花火「」を読む 祝芥川賞 中高年の読書

<<   作成日時 : 2015/09/15 12:19   >>

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大変 遅ればせながら 又吉君の芥川賞受賞作「花火」を読ませていただきました


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                         又吉直樹(1980〜)


常に読みたい本が 山積みになっている状態で 横山秀夫「64」 浅田次郎「一路」を続けさまに読み終えた時点で 
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仕事部屋にあった 誰が読んでいたのか分からない 書き込みと付箋がついた文藝春秋9月号を手に取りました まあ 基本 私は 文庫本しか読まないのですが 又吉君は私の中学校の後輩ですので ここはぜひとも読まなければと・・・えっ お前は 枚方一中の出身ではなかったのか・・岡田准一の先輩じゃないのか・・・とのご指摘があろうかと思われますが 実は・・ 私は 寝屋川市立第五中学校に2年生の2学期まで在籍しておりました 勿論 又吉君が生まれる以前のことで 当然私は・・今もですが面識などありません 

さて ここでは「花火」の内容は書きませんが 作品としては 確かに完成度が高く 何か文学賞を獲ってもいいんだろうけれども・・・実は・・ここからは 大人の事情なので あまり大きな声で言えませんが 又吉君の「花火」は芥川賞を獲る前に 三島賞の候補になっていましたが 受賞出来ずに 上田岳弘の「私の恋人」が受賞しました 「私の恋人」は新潮社が出版元 勿論 三島賞は新潮社が主催しています 一方「花火」は文藝春秋が出版元で 芥川賞は勿論 文藝春秋が主催です ここまで言うと 事情が・・・さすがに 後味が悪かったのか 三島賞の選考委員で 文藝春秋派?の辻原登は 「落ちるはずのない作品が落ちた 2作受賞でも良かった」と語っていましたね まあ 全てがそうだとは言えませんが 兎角 賞と名の付くものは 与える側の思惑・・胸三寸です

しかし 又吉君の「花火」 そんな大人の事情など関係なく よい作品なので 興味のある方は読んでみてください そして 又吉君 芥川賞受賞者になっちゃいましたから これからが 正念場ですね 私は元吉本の芸人だったという方から 芸人の世界の話を色々聞かされたことがあります 常人が体験出来ないような面白いネタはいっぱいあります また 落語や漫才のネタ・・「花火」の中にも 少しありましたが それを文学にまで昇華させるのには 芥川や太宰並みの才能が必要(笑)でしょうが 又吉君なら大丈夫でしょう それとも 別のジャンルに向かうのでしょうか 先輩としては楽しみなことです

 

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まったく、その子供の笑顔は、よく見れば見るほど、何とも知れず、イヤな薄気味悪いものが感ぜられて来る。どだい、それは、笑顔でない。この子は、少しも笑ってはいないのだ。その証拠には、この子は、両方のこぶしを固く握って立っている。人間は、こぶしを固く握りながら笑えるものでは無いのである。

                                                 太宰治  人間失格より  






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