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zoom RSS 世界を変えた書物展 人類の知性を辿る旅  グランフロント大阪

<<   作成日時 : 2015/11/23 02:38   >>

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11月も半ばを過ぎ 今年も残すところ後わずかとなりました 皆さんはどうお過ごしでしょうか こちら 上方では 大阪市長 府知事W選挙が終わり まあ 無難な結果となりました 選挙活動期間中 街中で 何度も橋下君と出会いました・・・おおさか維新の会ですか・・歴史を少し かじる者として実際の維新という歴史認識を踏まえた言葉を使うのは?と思うので この際 おおさか刷新の会という方がいいのでは(笑)・・・兎に角 何かやらないと前に進まないので・・・ 期待しておりますよ




という訳で 今回も 大阪です
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         世界を変えた書物]展 人類の知性を辿る旅  グランフロント大阪  23日まで  入場無料






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          グランフロント大阪へ 本日は寒くはないですが しとしと雨が朝から降っていました





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グランフロント大阪北館 地下1階のナレッジキャピタル イベントラボ ここへは 篠山紀信展 写真力以来です




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世界を変えた書物展とは 金沢工業大学 工学の曙文庫が所蔵(現在約2000冊)する科学技術書の中でも世界を変える科学上の重大発見 新技術挑戦の歴史を刻んだ書物を選び 100冊以上が無料で一般公開されています 金沢 名古屋に次いで大阪では初開催




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しかし こういった いわゆる稀覯書を収集するには 世界中の古書オークションや古書店の目録 収集家や研究者などからの情報が必要です 今はインターネットがありますから多少は楽になりましたが・・・                   




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さて とりあえず中に入りましょう 最初に展示されているのは「知の壁」の書棚 さりげなく キュリー夫人の直筆サインが展示してあります 



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金沢工業大学の建築科の学生がデザインした書棚に約5000冊の書籍 すべて金沢工業大学図書館で閲覧できる書物です





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          アルベルト・アインシュタイン(1879〜1955) 自筆研究ノート(年代不詳)
           なにげなく アインシュタインの直筆ノートが展示 小さい字を書く人ですな




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     知の壁を抜けると 書物が一冊ずつ 透明ケースで展示されている「知の森」の広々とした空間 





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         書物は見開きになっています 裏側(表紙)が見えるように 下に鏡があります





「ニュートン宇宙」
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          「星界の報告」  ガリレオ・ガリレイ (1564〜1642)  ヴェネツィア 1610年  初版

コペルニクスの地動説を実証論文として発表したものです 歴史的な書物です しかも 当たり前のことですがこの本はガリレオが生きていた時に出版されています




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           「新天文学」  ヨハネス・ケプラー (1571〜1630)  プラハ 1609年 初版

ケプラーは太陽を中心に回る惑星の運動についての法則 いわゆる 「ケプラーの三法則」を発見しました その第一 第二法則を発表したのがこの本です もちろんこれも ケプラーと同時代の本です 




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      「天球の回転について」  ニコラス・コペルニクス (1473〜1543) ニュールンベルク 1543年 初版 

すべては ここから始まったといってもよい 科学史上画期的(地動説の予測)な書物です ただし この本はコペルニクスの死後に出版されています





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   「自然哲学の数学的原理(プリンキピア) アイザック・ニュートン (1642〜1727) ロンドン1687年 初版

プリンキピアの初版本ですな 見ることが出来るのは感激です なにせ 私が小学生の頃 初めて買った偉人の伝記がニュートンだったので 昔から思い入れがありました まあ 後に ニュートンは偉人というより やっぱり少し変わった人であったと知ることになりなすがね(笑) 小学生の皆さん 安心してください 生まれてから 死ぬまで 偉人だった なんて人はいませんから 





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ちなみに こちらの方は ニュートンが所有していたプリンキピアの初版本です 当然ですが 展示しているのと同じです(笑) 






展示は「古代の知の伝承」から「アインシュタイン宇宙」 まで13のブロックで構成されています
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私は 「ニュートン宇宙」だけでも満腹でしたが・・・






「解析幾何」 
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            「方法序説」 ルネ・デカルト (1596〜1650) ライデン 1637年 初版

「我思う ゆえに我あり」で有名なので 純粋な哲学書だと思っている人がいますが 初めて座標を使って空間(図形)を解析した幾何学本です






「光」
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               「微細物誌」  ロバート・フック (1635〜1703)  ロンドン 1665年 初版

フックの法則で有名な人です いろんなものに興味を持ったのか 顕微鏡で観察したもの・・・これまた いろんなもの・・・をスケッチしています 





「電気・磁気」 
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 「ダイナモ発電機・特許説明書, 特許番号 No.297,584 合衆国特許局」 トーマス・オールヴァ・エディソン(1847〜1931)  ワシントンD.C.  1884年4月29日

エディソンは1879年電球を発明し 1882年にニューヨークにエディソン電気照明会社を設立しました そしてその電燈事業のために 効率の良いダイナモ(発電機)を開発し その特許を取得した時に提出した説明書です





「飛行」
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             「航空実験」 ウィルバー・ライト(1867〜1912) シカゴ 1901年  初版

ウィルバーは弟のオーヴィルと 1903年12月 ノース・カロライナ州キティ・ホークで1分間 255 mの動力飛行に成功し さらに数日後 飛行時間を30分 距離を40kmまで伸ばしました これは それに先立ち 動力飛行を達成する為に繰り返し行われたグライダーによる飛行実験の記録です





「原子・核」
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  「新種の輻射線について」  ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン (1845〜1923) ヴュルツブルク 1895・1896年 初版

1895年 ヴュルツブルグ大学の物理学教授であったレントゲンは 陰極線の螢光作用を調べているうちに 未知の透過性の光を発見 これをX線と名付けました この手の写真は有名ですね 大学の同僚 アルベルト・フォン・ケリカーの手です




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      「放射性物質の研究」 マリー・スクロドウスカ・キュリー(1867〜1934) パ リ1903年 初版

キュリー夫妻は 1898年 ウランの100万倍も強い放射能を持つ新元素 ラジウムを発見しました 1903年にキュリー夫人は 1897年から1903年にかけて行った研究のすべてを詳しくまとめて学位論文を書きました それを出版したのがこの本です






「原子・核」
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            「素粒子の相互作用について」 湯川秀樹(1907〜1981) 東京 1935年 初版

湯川秀樹は中性子と陽子を結びつける力「核力」についての研究をしていました この核力の正体として「新しい粒子」の存在があるのではないかと考え(中間子理論) この「新しい粒子」の存在についての論文を1934年28歳の時に「素粒子の相互作用について T.」として発表しました しかし当時の世界の物理界は 湯川秀樹は全くの無名で 無名の日本人の書いた論文というだけでまともに相手にされないという状況だったのです 後に「新しい粒子」は「パイ中間子」として発見されました この発見で 湯川秀樹がノーベル物理学賞を受賞するのは論文を発表してから14年後の事でした




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       「広島、長崎に対する原子爆弾の効果」 合衆国戦略爆撃調査団 ワシントンD.C. 1946年 初版

こんなものの 初版本もありました 市販されていたの?   広島 長崎の原爆の実際の効果は 開発計画のメンバーにとっても 軍の作戦担当者にとっても 予測不可能なものでした 米国は日本の占領直後 直ちに調査団を送りこんで 原爆の状況その他を詳細に調査しました 本書は調査の翌年出版された政府の公式調査報告書で マンハッタン計画の最終結論といえるものです






「アインシュタイン宇宙」
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          「一般相対性理論の基礎」 ライプツィヒ 1916年 初版
           「特殊相対性理論及び一般相対性理論」 ブラウンシュヴァイク 1917年 初版
                     アルベルト・アインシュタイン(1879〜1955)

アインシュタインは「一般相対性理論の基礎」で 相対性の一般理論を作り上げた すでに発表していた「特殊相対論」を 慣性力による直線等速運動だけでなく 加速や減速や遠心力といった非等速運動系にも適用すべく  ミンコウスキー時空間とリーマン幾何学を援用する形で 宇宙内に分散する質量によって生成する空間(時間的量)を意味する「重力の場」という概念を提起した それによりあらゆる運動を説明できる統一場理論を構築したのである  今年は 一般相対性理論発表から100年目 まだ 統一場理論は完成しておりませんが 私が生きているうちに 宇宙の仕組みがわかるのでしょうか






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大阪展特別出展・・・いや こういうの 私は弱いな  しかし大阪展だけですよ・・なんて言いながら 他へ行ったら ここだけですよ などと八方美人してんじゃないの・・



大阪展特別出展の中から
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              種の起源 チャールス・ダーウィン (1809〜1882)  ロンドン 1859年 初版

ダーウィンの進化論の基本概念は 自然淘汰 生存競争 適者生存を基に その要因によって常に環境に適合して 生き残った結果として 多様な種が発生する事を述べたのでした この進化の考えは ダーウィンの進化論以前からありましたが ダーウィンはそれらの進化の可能性を 様々な事実的証拠によって証明できる そういう進化の原因 理由の理論を創造したことにある 現在の進化論は DNAのゲノム(全染色体を構成するDNAの全塩基配列)を分子レベルで解析 進化の原因 理由がダーウィンの進化論よりさらに合理的に説明されつつあります


まだまだ 興味深い初版本がたくさんありましたが キリがないので ここら辺で切り上げます この展覧会 おそらく これからも 大学のアピールも兼ねて 各地をまわると思いますので 本好き 理科系の方 自分の住んでいる街に来たら 一度行ってみてください


                                                      おしまい





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