浮世絵コレクションを観に行く 大阪市立美術館

季節は秋になりましたが こちら上方では まだまだ暑い日が続いております みなさんの地方はどうでしょうか

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特別展 メアリー・エインズワース浮世絵コレクション 初期浮世絵から北斎・広重まで    
大阪市立美術館  29日まで


というわけで いつものごとく 天王寺に浮世絵を観に行きました 前回はフェルメール以来ですね

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今回の展覧会は あの世界的に浮世絵コレクターとして有名な メアリー・エインズワース(1867~1950)が集めに集めた浮世絵コレクション約1500点の中から 200点ほどを選んで・・・日本から調査に出向いて・・の展示です


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メアリー・エインズワースは アメリカ・イリノイ州で生まれた 家は金融業を営み裕福だった オーバリン大学を卒業すると 当時の振興国だった日本に興味を抱いたのか 1906年に横浜へ来航 その時に在日していたアメリカ海軍艦長から 石川豊信の浮世絵を紹介されて 購入した 以後 浮世絵にハマったのか(笑)帰国した後も 世界各地で浮世絵のオークションなどに参加して1930年代まで収集を続けた 死後 そのコレクションは 母校のオーバリン大学に寄贈され 現在 同大学のアレン・メモリアル美術館に収蔵されている


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石川豊信 提灯と傘を持つ佐野川市松  1744~51年 最初に購入した版画とされているもの 役者の腰帯が市松模様ですね



コレクションは 特に好きだった広重の風景画(コレクションの半数を占める)以外に初期の浮世絵が90点あまり含まれています 

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鈴木春信 もんがく上人(市川団十良) 平の清もり(沢村宗十清) 紅摺版?

初期の浮世絵は墨一色で刷られた墨摺絵や 墨摺絵に紅色などを筆で彩色したものがありましたが 後 紅や緑などを加えた素朴な多色摺が流行りました この春信の 紅摺りは これまでこの一枚しか確認されていないものです



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東洲斎写楽 二代目小佐川常世の一平姉さん  1794年



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葛飾北斎 富嶽三十六景 山下白雨  1831~33年




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歌川広重 東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 1834年頃

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歌川広重 東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 1834年頃

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歌川広重 東海道五拾三次之内 日本橋 行烈振出 1834~5年頃 


広重の浮世絵 東海道五拾三次 一般的な保永堂版の初版摺り以外にも 重版や他版元の版画は違いがあります さすが広重コレクターのメアリー・エインズワースは3種類とも手にいれています




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広重 名所江戸百景 亀戸梅屋敷 1857年 

ゴッホも模写したことで知られる 梅の木です ゴッホは実際の梅の木を知っていたのか・・なんてことはどうでもいい(笑) メアリー・エインズワースが 初めて日本に来た 1906年には シカゴ美術館ではすでに 広重の初の回顧展が開かれているくらいですから もう世界的に広重は当時知られていました メアリー・エインズワースが日本に来たはっきりとした理由はわかっていませんが 実は最初から浮世絵が目当てだったかもしれませんね    



さて こういう企画展示があるたびに思うのは 浮世絵に関しては 海外の収集品の方が保存状態のよいものが多いということですね まあ 日本での取り扱いが 美術品として流通していたわけでないので・・外国人から先にその美術価値?を教えられたということです


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この間 東大阪の花園ラグビー場に行って 巨大なスタジアムに変貌していたのでビックリしたのですが 天王寺公園では 特設の巨大スクリーンに ラグビーワールドカップ2019 東京スタジアム のロシア戦の模様が写し出されていました 多数の観客が歓声を上げていました 私は ラグビーのことは知りませんが 日本頑張れ・・です で 家に帰り着くと日本が勝ったということなので ささやかながら ビールで乾杯しました  
       
                         ということで  おしまい








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